ブンタウ旅行の次の目的地はホワイトパレス(White palace, Bạch Dinh)。ホワイトパレスは1898年にフランス植民地時代のインドチャイナ植民地総督Paul Doumerの別荘として建設されました。

フランスの植民地になる前は、この小高い丘は要塞として利用されており、フランス軍への攻撃を行なったそうです。結局フランス軍に占領され、植民地総督の別荘が建つとは、皮肉ですね。敷地内には砲台が残されています。

その後、1906年から1917年にはこのホワイトパレスはNguyen王朝のThành Thái帝の強制居住地として使われました。その後Thành Thái帝は後継の息子Duy Tânと共にアフリカのフランス領Réunion島に送られたということです。とても過酷な運命ですね。。
建物の中には、当時の家具が展示されています。




ホワイトパレスはフランス植民地時代のベトナムの歴史が詰まった場所です。行く前に大まかにベトナムの歴史を理解してから行くと、より興味深く見ることができると思います。

ホワイトパレス(White palace, Bạch Dinh)
住所:6 Trần Phú, Phường 1, Thành phố Vũng Tầu, Bà Rịa – Vũng Tàu