2021年11月現在、ベトナムへの入国後は7日間のホテル隔離が義務付けられています。このページでは私自身の経験を元にホーチミンでの隔離の状況について記載したいと思います。なお、私は2021年の5月に一度ホテル隔離を経て入国し、入国制限下では今回が2回目の入国になります。
ベトナムの入国手続き(2021年11月現在)
2021年11月現在、非常に残念なことに、ベトナムではまだ非常に厳しい入国規制が残っています。東南アジア各国は比較的規制を緩和している中で、非常に残念な状況です。ベトナムへの入国には以下の手続きが必要です。詳しくは在ベトナム日本大使館のホームページをご参考になさってください。
- ア ベトナム政府当局(地方省・市政府を含む。以下、同じ。)からの入国承認等の事前申請・取得、
- イ TRC(テンポラリー・レジデンス・カード)又は査証の事前申請・取得(TRC又は査証をお持ちでない方のみ。)、
- ウ 入国前のPCR検査等の受検と陰性証明書の取得、
- エ オンラインでの医療申告、
- オ 入国後、14日間の隔離(注:ワクチン接種の有無で変わります。)
- カ その間(上記オ)の所定の回数のPCR検査等、
- キ 自宅・居住地における14日間の健康観察及びPCR検査等(注:ワクチン接種の有無で変わります。)
今回はホテル隔離について詳しく記載しますが、他の項目に関しては入国手続きに関する他の記事をご参照ください。
- ベトナムへの入国手続き①入国前手続き編(2021年4月現在)
- ベトナムへの入国手続き②ベトナム入国編(2021年4月現在)
- ベトナムへの入国手続き③ホテル隔離編(2021年4月現在)
- ベトナムへの入国手続き④駐日ベトナム大使館でのベトナム入国ビザ取得(2021年11月現在)
- ベトナムへの入国手続き⑤ホテル隔離編(2021年11月現在)
ベトナムでの隔離ホテルの選び方
2021年11月現在、ホーチミン市では隔離ホテルに指定されています。日本人駐在員の方々が利用されるのはibis, Holiday-inが多いようです。おそらく旅行代理店などが推薦されるのかもしれません。私は駐在員ではなく自分で全て手続きを行なっていますので、ホテルも自分で選びました。費用をできるだけ抑え、かつ隔離中の不便をなるべく減らしたいという観点です。
ホーチミン市の隔離ホテル一覧(ホーチミン市HCDC): 2021年7月現在で49のホテルが指定されています。
上記リストに記載のある電話番号はホテルの営業担当者のものでほぼZaloの登録がありますので、気になるホテルにZaloで直接隔離プラン(費用、部屋のサイズ、食事など)を聞きました(英語)。
前回私はCititel Parkview Saigon Hotelというホテルを選んだのですが、なんと今回はお客さんの予約が減少して運営を一時的に停止しているということで、他のホテルを選ぶことになりました。結果的にそれは良かったようで、今回選んだHUONG SEN HOTEL ANNEXというホテルは、非常に満足度が高かったです。
ベトナムでの隔離ホテルを選ぶポイント
部屋の広さと窓の有無
隔離は部屋から一歩も出られないため、想像以上に閉塞感がありますので、同じ値段なら広い部屋を選ぶべきです。また、換気のため「開けられる窓」も必須です。
ちなみに今回のHUONG SEN HOTEL ANNEXの部屋はこんな感じでした。ベッドは1つの方が良かったですが、それ以外は満足しています。25平米(窓あり)、3食付きで一泊1,7 mil VNDでした。

食事
前回の隔離では重度の野菜不足に陥りました。その経験を踏まえ、今回はベジタリアン向けのメニューがあるホテルを探しました。毎日ベジタリアンメニューを選ぶ必要はなく、飽きれば普通のメニューに戻すこともできるので、野菜不足の解消が期待されます。ちなみに今回のHUONG SEN HOTEL ANNEXでのベジタリアン向け料理の一例です。
空芯菜の炒め物、豆腐とレモングラス炒め物、野菜の揚げ春巻きなど、豆腐と野菜と米麺の炒め物など。野菜はかなりたくさん摂ることができました。ただ、意外と油をたくさん使っているので、気をつけないといけませんが。。
隔離中の生活について
ホテルスタッフとのやりとり
ホテルのルームサービスのスタッフさんとは、今回はZaloでのやりとりが可能でしたので非常に便利でした。食事のメニュー選択や、細かい要望など、Zaloで快く対応してもらえましたので非常に満足でした。
外部からのデリバリー
外部からのデリバリーは自由にできます。前回のホテルでは時間帯の指定があったのですが、今回はなく、ストレスなく外部から物を調達できました。
運動
隔離中は一歩も部屋を出られないので、極度の運動不足になります。今回も運動靴を持ち込み、1日2回朝と夕方に有酸素運動を行いました。ちなみに屋内での有酸素運動には、私はレスミルズのプログラムを使っています。プログラムがたくさんあるので飽きません。
掃除・洗濯
部屋にホテルのスタッフは入れませんので、掃除やシーツ交換は自分でやります。掃除道具は必要に応じてホテルが貸してくれます。洗濯は、ベトナムは気温が高いので手洗いで干しておいても一日あれば乾くので私は自分でやりました。洗剤は持ち込んだ方が良いでしょう。以下の写真は隔離ホテルで提供された掃除道具です。。
PCR検査・検温
ホテルでの7日間の隔離中、2回のPCR検査が行われます(チェックインの翌日と、チェックアウトの前日)。また、毎日朝食時に検温をします。
以上、参考になれば幸いです。