ホーチミン市の6つの代表的なフレンチコロニアル建築の建物紹介します。
ベトナムは1887年から1945年の間、フランス領となっていた時代があります。その期間に建てられた建物の中には今も現役で利用されているものがあり、ホーチミン市のユニークな景観を創り出すと共に、ベトナムが80年もの間フランスの植民地であったことを日々思い出させます。
①ホーチミン市人民委員会庁舎(Ho Chi Minh City Hall, Trụ sở Ủy ban Nhân dân Thành phố Hồ Chí Minh)
ホーチミン市人民委員会庁舎は、1902年から1908年にかけて、当時のサイゴン市庁舎としてフレンチコロニアル様式で建設されました。 1975年以降、ホーチミン人民委員会庁舎と称されています。(参考:Wikipedia)現在政府が利用しているため、中へは入れません。

住所:Số 86 Lê Thánh Tôn, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
②サイゴン中央郵便局(Bưu điện Trung tâm Sài Gòn)
1886年に建設を開始し、1891年に当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として完成しました。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェルが手がけ、パリのオルセー美術館(当時駅舎)をモデルにしたといわれています。(参考:Wikipedia)現在も郵便局として利用されており、中へももちろん入ることができます。

住所:2 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
③サイゴン大教会(Nhà thờ chính tòa Đức Bà Sài Gòn)
カトリックの大司教座大聖堂であり、聖マリア大聖堂とも呼ばれる。サイゴンがフランスの植民地だった1863年から1880年にかけて建設されました。(参考:Wikipedia)現在も利用されていますが、2020年9月現在、改修工事が行われています。

住所:01 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
④ホーチミン市美術博物館(Bảo tàng Mỹ thuật Thành phố Hồ Chí Minh)
ホーチミン市美術館は、ハノイのベトナム国立美術館に次ぐ国内第2位の美術館です。本館は、1929年から1934年にかけてHua (Hui-Bon-Hoa)家の別荘としてフランスの建築家Riveraによって建設されました。 博物館は1987年に現在の場所に移動しました。(参考:Wikipedia)

住所:97A Phó Đức Chính, Phường Nguyễn Thái Bình, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
⑤ホーチミン市民劇場(Nhà hát Thành phố Hồ Chí Minh)
フランス人建築家ウジェーヌ・フェレによりオペラ・ド・サイゴン劇場として1897年に建築され、1956年以降は南ベトナム共和国下院議会の議場として使用されました。 1975年以後は再び劇場となり、1995年には改装もされています。パリのオペラ・ガルニエに似せた800席を有する劇場として建築され、フランス人入植者らを楽しませました。(参考:Wikipedia)

⑥マジェスティック・ホテル(Khách sạn Majestic Saigon)
フランス植民地時代の1925年に、華僑実業家のHui-Bon-Hoaによりサイゴンで数少ない近代的ヨーロッパ風ホテルとして開業した、外観にアール・ヌーヴォー的デザインを施された5階建て(フランス形式では4階建て)の建物に、44室の客室とレストランが設けられていた。(参考:Wikipedia)

住所:1 Đồng Khởi, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh
これ以外にも、学校や教会など、ホーチミン市内にはフランス領時代に建てられたたくさんのフレンチコロニアル建築の建物が現役で利用されています。街を移動する際に、お気に入りの建物を見つけてみてください🙂