ホーチミン市5区のチャイナタウン「チョロン」には、漢方の材料や漢方薬を販売しているお店、漢方を処方する薬局がたくさんあります。Luong Nhu Hoc通り、Trieu Quang Phuc通り、Hai Thuong Lan Ong通りに集まっているようです。一番通りとして大きいHai Thuong Lan Ong通りに行ってみました。
ホーチミン市はこの3つの通りを将来的に漢方通りとして観光地にしようと考えているようです(引用:Vietjo)。結論としては、2020年5月現在、このエリアの店舗で英語対応ができるお店はほぼなく、特に漢方薬の材料の販売は卸販売がほとんどなので、英語で小売の観光客対応はまだまだ段階が必要かな。。というのが個人的な印象です。ただ、ベトナム人に同行してもらうことができれば、薬局で漢方薬を処方してもらったりすることは今も問題なくできます。私のベトナム語のレベルでは、太刀打ちできませんでした笑。
以前のブログにも書きましたが、私は漢方薬を常用しているので、新しい仕入先が見つかるかという期待を持って散策してみたのですが(参考:ホーチミン市伝統医学病院に行ったブログ)、ベトナムで漢方薬を処方してもらうには、外国人には病院に行くのが良さそうです。
漢方通りを歩くと、たくさんの漢方薬の素材や漢方薬の薬局があります。漢方薬の材料を売っているお店は、卸売が多いのかな?という印象です。中には小売用にあらかじめパッケージ化しているお店もあります。ただベトナム語か中国語しか通じないので、英語でのコミュニケーションはできません。
漢方の素材を販売するお店は、買うものが明確な場合にはいいですが、そうでない場合は、利用は難しいです。自分にあったものを処方してもらいたいときは、次に紹介する「薬房」がいいでしょう。

今回はこちらの漢方薬を処方してくれる薬房のひとつに立ち寄りました。このお店は通りHai Thuong Lan OngにあるTân Đại Hoà(新大和薬房)という薬局。このお店の近くには、数件同じような薬房があり、中には通りまで待っている人が溢れているほど大人気の薬局もありました。
お店の中に入ると、こちらのおじいさんが気難しい顔で薬を調合されていました。棚に無数にある漢方薬の中から、適切な漢方薬を選び、調合していきます。店の奥に受付があったので、日本人なのだけど英語で会話が可能かと聞くと、先生は英語ができるとのこと。ただ今は忙しいので10分くらい待たないといけないとのこと。ベトナムの10分はあまりあてにならないのとすこし急いでいたので、今回は諦めることに。おそらくこのお店だと外国人でもある程度コミュニケーションを取って漢方薬を処方してもらえるのではと思います!
また時間がある時に、試してみようと思いました。ただ、漢方通りで漢方を処方してもらうのは、外国人にはかなり難易度が高いことがわかったので、やはり漢方薬を処方してもらうのであればホーチミン市にある大規模な東洋医学・伝統医学病院の方が簡単で安心かな、とは思いました😀
Tân Đại Hoà(新大和薬房)
住所:146 Hải Thượng Lãn Ông,Phường 10, Quận 5, Hồ Chí Minh
ホーチミン市伝統医学病院(Bệnh Viện Y Học Cổ Truyền TP.HCM)
住所:179 Nam Kỳ Khởi Nghĩa P.7, Q.3, TP.HCM
電話: 028 39326579
ウェブサイト:http://www.yhct.vn/Home.aspx