新型コロナウイルスが落ち着いた2020年5月、漢方薬を処方してもらうため、ベトナムホーチミン市伝統医学病院(Bệnh Viện Y Học Cổ Truyền TP.HCM)に行ってみました。
私は時々体調が優れないことがあり、そういう時には葛根湯を飲んでいるのですが、現在新型コロナウイルスの影響で日本とベトナムの行き来が自由にできないため、葛根湯のストックが少なくなって着たので、代替できる漢方薬を処方してもらいたかったためです。
行ったのはホーチミン3区にあるホーチミン市伝統医学病院(Bệnh Viện Y Học Cổ Truyền TP.HCM)、1979年から運営され、40年以上の歴史のある病院です!この病院では漢方薬の処方や鍼灸など伝統医学の診療をしてもらうことができます。
ベトナムは中国に1000年以上も支配されていた歴史もあり、東洋医学が発達していると聞いたので、それを経験できるいい機会だと思い、期待に胸を膨らませながら行ってみました。
ホーチミン市伝統医学病院の入り口です。Nam Kỳ Khởi Nghĩa通りの179-187まで病院関係の建物がたくさんあるのですが、187 Nam Kỳ Khởi Nghĩaが一般診療棟です。入り口に立っている白衣を着た人は新型コロナウイルス対策のため、来院者の体温を測っていました。
受付に行くと、個人カルテをもらいます。一冊5,000ドンです。初回は個人情報を記入しますが、次回以降は記入は不要で、このカルテを見せれば診察にスムーズに通してもらえます。
受付の方は英語が話せました。新型コロナウイルス感染のリスクがあるので、ウイルス関連の症状や過去2週間にどこにいたかなど簡単な質問票の記載も求められました。
診察料は120,000ドン。診察の前に血圧と体温を計ってもらいました。
診察室はこんな感じの簡素なもので、ついたての先にお医者さんと患者さんがいます。先生は英語が話せます。一通りお医者さんに症状について説明すると、脈を取られました。それだけといえばそれだけのあっさりした診療。。念の為葛根湯について説明しましたが、知らないとのこと😅
私がお医者さんに伝えた症状は①毎月の月経周期に伴う倦怠感や肩や腰の違和感②風邪の引き始めなどに時々体がだるくなる症状③顔の出来物。
誤解のないように英語でメモしたものをお医者さんに見せたのですが全部ちゃんと理解されたかどうかちょっと怪しい😅
処方箋を出してもらい、薬代を払ってから、院内にある薬局で薬を受け取ります。薬局は漢方薬のにおいで充満していました!
処方された薬はこちら。。薬代は418,000ドン。1週間分にしてはちょっと高いかな?という印象。薬のほとんどは伝統医学病院が調剤・販売しているようです。

それぞれの薬については次のブログでアップします!
ホーチミン市伝統医学病院(Bệnh Viện Y Học Cổ Truyền TP.HCM)の情報はこちらです。行く前に英語の先生がいるスケジュールを電話またはメールで確認しておくと安心です!ちなみにホーチミンにはこちらの病院以外にも、民族医学病院で同じように漢方の処方、鍼灸治療ができるようですので、そちらも紹介しておきます。
ホーチミン市伝統医学病院(Bệnh Viện Y Học Cổ Truyền TP.HCM)
住所:179 Nam Kỳ Khởi Nghĩa P.7, Q.3, TP.HCM
電話: 028 39326579 ウェブサイト:http://www.yhct.vn/Home.aspx
民族医学病院(Benh Vien Y Duoc Hoc Dan Toc)
住所:273 – 275 Nguyen Van Troi St., Phu Nhuan Dist
電話:(08) 3844 5103
ウェブサイト:http://vienydhdt.com.vn